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インプラント治療における抜歯即時埋入のメリット・デメリット

2024年3月27日 (水)

インプラント治療における抜歯即時埋入(immediate implant placement)とは、失われた歯を抜歯した後に直ちにインプラントを埋入する治療手法のことを指します。通常のインプラント治療では、まず抜歯が行われ、その後に抜歯部位の治癒を待ってからインプラントを埋入するため、複数の手術や治癒期間が必要となります。

一方で、抜歯即時埋入では、抜歯とインプラント埋入を同時に行うことで、時間や手術回数を短縮し、治療の効率性を高めることができます。このブログでは、抜歯即時埋入のメリットとデメリットについて述べたいと思います。

メリット

1:時間と手術回数の節約

通常の抜歯とインプラント埋入を別々の手術で行うのに対し、抜歯即時埋入では一度の手術で両方の処置を行うことができます。これにより、患者さんの時間や労力を節約できます。

2:骨の保存

抜歯後に直ちにインプラントを埋入することで、抜歯部位の骨の吸収を最小限に抑えることができます。骨の吸収を抑制することは、将来的なインプラントの成功率を高めるために重要です。

3:即時的な見た目の改善

インプラントが埋入された直後から、歯が抜けていた箇所に対して見た目の改善が得られます。これにより、患者さんの自信を取り戻すことができます。

デメリット

1:手術の複雑性

抜歯とインプラント埋入を同時に行う手術は、通常の手術よりも複雑なプロセスです。そのため、経験豊富な歯科医師や専門的な設備が必要となります。

2:リスクの増加

抜歯とインプラント埋入を同時に行うことで、手術に関連するリスクが増加する可能性があります。例えば、感染症や出血のリスクが増大する場合があります。

3:適応が限られる

すべての方が選択できる手法ではありません。あくまでも一例ですが、下記のような条件を満たす場合に適応となる可能性が高いです。

・骨の量や硬さが十分にあること

・かみ合わせが安定していること

・歯周病が進行してないこと etc

まとめ

抜歯即時埋入は、多くのメリットがあり、インプラント治療の一つの手法として検討される価値があります。ただし、そのデメリットを理解することも重要だと思います。インプラントを検討し、その中でも抜歯即時埋入を行いたい場合は担当の歯科医師とよく相談し、治療を選択されると良いかと思います。

監修 歯科医師 西村太郎


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