柏の葉ブログ

MRIはインプラントをしても撮れるの?

2018年9月28日 (金)

守谷市、野田市、流山市からも通いやすい柏の葉キャンパスの歯医者さん、

柏の葉駅前歯科の歯科医師の西村です。

 

本日はインプラント治療をするにあたって

よくある質問の1つにお答えしようと思います。

 

インプラント治療後にCT,MRIを撮れるのか?という質問がありました。

 

まずCT(Computed Tomography)とMRI(Magnetic Resonance Imaging)について話をしましょう。

CTは人体にX線を照射して人体を投影したデータを集め、コンピューターでそのデータを再構成させて見るレントゲンです。

MRIは磁気共鳴画像診断といい、人体に磁気で画像を診断します。

 

CTを撮影する際には金属を外しますが、それはアーチファクトを防ぐためです。アーチファクトとは金属にX線があたり画像を乱し、画像診断がしっかり出来ません。しかし、アーチファクトは全ての金属で起こるわけではありません。

インプラントに使われているチタンではX線吸収量が少なくアーチファクトはほとんど起きません。

またMRIでは磁気を当てるため、磁気に反応する金属はない方が良いです。チタンは非磁性金属なので、MRI撮影は可能です。

 

つまり、インプラント治療をしてもCT撮影、MRI撮影は問題なく行えます。

 

当院では、MRI撮影はできませんが、CT撮影は行なっています。

全ての歯科医院にあるわけではありませんが、最近ではCT撮影のできる歯科医院は少しずつ増えています。その要因はCTの撮影のできる機器の価格が下がってきたのもありますが、それだけニーズがあるからだと思います。

 

当院でも、インプラントをされる患者様、親知らずでお悩みの患者様、また根っこの治療でもCT撮影を行なっています。

 

インプラント治療では骨の厚み、神経までの距離、骨の硬さなどを診断し安心安全にインプラント治療ができるようになくてはならないものです。

また親知らずの抜歯でも神経までの距離、根っこの形などを診断して、抜歯の可否を診断します。

 

CT撮影は特に外科的な処置の場合には多くの情報を得ることができるため、普及し始めています。

それが医院にあることですぐに撮影、診断ができます。

 

インプラント治療、親知らずの抜歯をお考えの病院で迷われている際には、そんなことからも探してみるのはいかがでしょうか?

 

日々、医学、医療設備は進歩しています。

ますます安心安全の治療を行うことは可能になってきていますし、そのための歯科医師の技術の向上も不可欠だと考えております。

これからも多くの講習会に参加し、最新の情報を得て、日々研鑽して参ります。

 

柏の葉駅前歯科 院長 西村


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